アンボワーズ城
1515年に王に即位したフランソワ1世が幼年時代を過ごした城。
イタリアの建築様式の城館と庭が最初に取り入れられた城として有名で、左側がフランス風ゴシック様式で、右がイタリア風。屋根の上にある採光窓のデザインが少し異なる程度にしか見えないけど。一隅に整形された樹木を配した庭がある。
城は堅牢な石垣で構築された崖の上にあり、ロワール川を含む周囲の景観を見渡せる。 レオナルド・ダ・ビンチが王に招待され、1619年にこの地で亡くなっており、墓が城内の教会にある。モナリザがフランスのルーブル美術館に展示されているのは、ダビンチが死ぬまでこの作品を持っていた為。
この時代にフランス王はイタリアへの遠征を繰り返し、イタリアルネサンスの文化がフランスに取り入れられた。 フランソワ1世の息子のアンリ2世はメジチ家のカトリーヌ・ド・メディシスと結婚。 この女性がフランス料理の母と呼ばれ、各種料理、テーブルマナー、フォーク等をフランスに持ち込んだ。
シュノンソー城
主要な歴代城主が女性であった為、繊細な美しさで有名な城。観光客数はベルサイユに次ぐとの事。初めてイタリア女性を妃にした、アンリ2世の愛妾であったティアーヌ・ド・ポアチエが最初に川に橋をかけ、庭を建造。
アンリ2世の死後、それまで我慢していた妻のカトリーヌ・ド・メディシスが城を接収。1576年に橋の上に城館を建造し2つ目の庭を造園した。
台所に、充実した什器の展示がある。